高血糖が不安な方へ〜注目成分「イヌリン」〜
高血糖になると、糖尿病や糖尿病による合併症が引き起こる可能性が高くなるため食事や運動で血糖値をコントロールする必要があります。 しかし、なかなかコントロールするのは難しいですよね。 そこで今回は、注目成分「イヌリン」についてご紹介します。
◎注目成分「イヌリン」
イヌリンは砂糖やでんぷんと同じ糖類の仲間ですが、血糖値を上げる原因のブドウ糖ではなく、フルクトオリゴ糖に変化します。人間にはこのフルクトオリゴ糖を分解する酵素を持っていないため、摂取してもほとんど吸収されず、体外へ排出されます。
この性質が注目ポイント!
排出されるまでに、腸で水分を吸収しゲル状になり、一緒に摂った余分な糖質やコレステロールなどを包み込み、吸収を抑える働きを持ちます。そして腸内をゆっくり移動するため、糖質の吸収速度を緩慢にし、食後の急激な血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。
この働きから「天然のインスリン」とも呼ばれています。
また腸内で善玉菌のエサとなるため、腸内環境を整える効果もあり、ダイエットの観点からも注目をされている成分なのです。
◎イヌリンを多く含む食材「キクイモ」
菊芋は芋ではなく、ごぼうの仲間でキク科の野菜です。
乾燥菊芋の100gあたり約30〜50g(生:約8~17 g/100g)のイヌリンが含まれており、野菜の中でもトップクラス。
パウダー状のものも販売されていますので、飲み物や料理にさっと加えるだけで手軽に摂取することができます。
ただ、難点なのが独特の風味・苦味があること。体に良いものほど食べづらいものですよね。
◎「イヌリン✖️スイーツ」を目指して
苦味のあるイヌリンと甘いスイーツという両極端に思えるこの2つを掛け合わせ、美味しくイヌリンを摂取していただきたいと思い、試行錯誤しながら開発真っ只中です。
ぜひご期待ください。