先代である父親を尊敬し、父親に学び兄弟で店を盛り立てて来た。

自分たちの創る洋菓子は、フランス菓子でもドイツ菓子でもない先代から受け継いだ神戸流。

日本の洋菓子はスイス、フランスまたはドイツなどの影響は受けていてもまったく別物。日本人の好みからすると向こうのはお酒がきつかったり甘みが強かったり。

「ボックサン」では、どこの國の菓子の流れを汲むというより、先代である父の代から「欧風の味」つまりヨーロッパ各地の菓子を日本風にアレンジしたものをただ食材にこだわって作り続けている。「一人でも多くの方にケーキを食べて喜んでもらいたい」それが父と私がお菓子づくりをはじめた理由。

父から受け継いだ、しっかりしたビスキュイ生地にこだわり、「流行は追うのではなく、自分たちで創り出す」いつも半歩先を見つめていたい。

その為には、自分の店だけがよければいいという考え方ではない。

業界全体を盛り上げる事が大切。その為の助力は惜しまないつもりでいる。

コンクールがあるときなども、若手の育成のために他店のシェフにもすすんで場所を提供し、指導する。そんな空気が自然に神戸の洋菓子店にはある。

自分たちもそんなふうに育ててもらった、だから若手にもそんな環境の中で大きく育っていってほしいと思っている。

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